怖い夢を見た
5人で誰もいない星についた
わたし以外は中年男性4名
見渡す限り、砂浜や植物もある
砂浜で貝を採ったが、まずくて食べられない
皆色々と生きる術を模索したが話し合いの結果、
1日1人ずつ殺していこうということになった
1日目、男性Aが男性Bをナイフで殺した
2日目、男性Cが男性Bをナイフで殺した
3日目は何らかの事情があって殺しはなかった
かわりに人を殺さなくて済んだ良い日として中年男性2名は正装し、パーティを開いた
静かに笑いながら、少し悲しそうに、焚き火を背にグラスを持って、この世の終わりを名残惜しそうにしている
わたしは少し離れたところからそれを見ていた
4日目、わたしが男性Cを拳銃で殺した
逃げる男性は走りながら子豚になり、トイレに逃げ込んだ
わたしは追い詰め、首を和式便器のふちに押さえつけ、撃った
5日目、男性Dがわたしを拳銃で殺した
こころの中でいやだと思いながら、覚悟を決め、目を閉じた
弾は額の真ん中に直接撃ち込まれた
事切れるほんの少しの間に、達成感があった
やっと死ねる
もう殺さなくていい
そこで目が覚めた
そして、思い出した
男性Cは小学校の時の親友で、
男性Dは父親だった